第49回 京都医学会開催にあたって
京都府医師会では、会員の生涯教育・研鑽の場の一環として、49回目となる「京都医学会」を9月24日(日)に開催いたします。当日は京都府医師会館での発表とLive配信するとともに、9月25日〜10月22日まではアーカイブで配信いたします。
今回の特別講演は「医療DX(仮)」、シンポジウムは「臨床現場の医療DXの現状」をテーマとして取り上げることといたしました。
特別講演では、日本医師会総合政策研究機構の副所長である原祐一先生にご講演をお願いしております。医療DXは業務効率化や情報共有を進めることで国民に安全で質の高い医療を提供するものであり、また、医療現場の負担軽減にも寄与するものですが、その実現に向けては、国民・患者・医療者が取り残されることなく、そのメリットを享受できることが大切です。ITなどのデジタル技術が医療界に急速に浸透していく中で、医療DXをどのように活用するのか会員の先生方とともに考える機会にしたいと思っております。
シンポジウムでは、3名のシンポジストからそれぞれが臨床現場で推進されている医療DXの現状や課題についてご講演いただきます。
一般演題は、先生方の日頃の実践の成果を発表、討議する場として、毎年、多くの先生方にご活用いただいております。日常診療に即した多数の演題発表により、地域の患者への適切な医療提供に寄与することを願っております。
また、研修医の先生が経験した症例等をご報告いただく機会として「初期研修医セッション」を設けております。優秀な発表は、後日、表彰いたしますので、是非多数のご応募をお待ちしております。
本学会が地域医療を守る会員の先生方の日常診療に貢献できる有意義な研鑽の機会となることを心から願っております。是非、多数のご参加をよろしくお願い申し上げます。
一般社団法人 京都府医師会
会長 松井 道宣